2022年10月22日、中国の習近平氏が3期目も国家主席を務めることが決定しました。
中国の国家主席の任期は1期5年となっており、3期連続の就任が波紋を呼んでいます。
習近平氏の続投に反対した胡前総書記はその場で強制退場させられる場面がありました。
習近平氏の中国はいつまで続くのか、暗殺の可能性も浮上しているそうですが今後どうなるのか考察しましたのでご紹介します。
習近平の任期いつまで?
2018年には国家主席の任期を「2期10年まで」とする憲法の条文を削除する改正案を発表しています。
党・軍・国家すべての最高指導者の地位を維持し、習近平氏が永久的にトップを務められる体制を整えていたことになります。
これにより2022年の全国人民代表大会での国家主席選考は形式的なものになっていたようです。
また現在、習近平氏は69歳ですが68歳定年制度も撤廃され、独裁政権が確立の様子はナチスドイツのヒトラーに似ていますね。
独裁体制確立で今後どうなる?
2022年10月4日、中国の河南省や安徽省にある小規模銀行で預金が引き出せなくなる騒ぎから抗議デモが起きました。
抗議デモが波及し地方大手銀行の取り付け騒ぎにまで発展、中央政府は預金者に対し50万元(日本円で1030万円)を上限に肩代わりして収束をはかろうとしましたが、収束できなかったそうです。
地方政府は中央政府の掲げる経済成長目標を達成するために無理を重ねて投資を拡大させてきたせいで地方銀行は経営難に陥っているとのこと。
その投資ができる理由として、中国人の貯蓄率が莫大であることが挙げられます。
CEIC(中国の経済統計データを収集提供する会社)によると2021年の貯蓄率は44.5%で、日本が25%だったというのですから驚きですね。
中国にはしっかりとした公的年金制度がなく将来を不安に思い、貯金する人が多いんだとか。
近い将来に経済混乱で台湾侵攻か
中国が積極的に行う投資ですが、すでに道路や鉄道や都市開発などのインフラ投資が広く行きわたっており、経済への大きな波及効果が見込めなくなっているそうです。
また中国の財政部によると、地方政府の債務残高(累積債務)は2021年には30兆5000億元(約626兆5000億円)にまで積み上がっています。
借金により中国経済が崩壊する→各地で暴動→それを抑えるために拡張主義を歌い台湾侵攻も考えられます。
2022年10月16日の中国共産党大会で習近平氏は台湾統一に触れ
祖国の完全統一は必ず実現しなければならず、必ず実現できるのです
と話しています。
習近平暗殺の可能性も
習近平氏は2018年までに知られているだけで14回暗殺未遂に遭っています。
歴代の国家主席のなかでダントツ暗殺のターゲットにされているそうで、習近平氏はかなり暗殺を恐れているとか。
暗殺対策として
・影武者を複数人用意している
・公に出るときは防弾チョッキ着用
・SPを16人雇っている
・どこかへ宿泊時は複数ホテルを全室借上げ、ヘリを飛ばし空中警備&屋上にスナイパーを配置
という徹底ぶりで毎日、逃げ惑う日々だそうです。
中国国内でも国家主席3期目の就任に反対の声が上がっているようですから、ますます暗殺の可能性がありますね。