新海誠監督の映画「すずめの戸締まり」が公開され話題となっています。
中でもかわいらしい猫として登場するダイジンは元々人間なのでは?という声もあがっており、正体が気になります。
また草太のおじいちゃんとサダイジン(黒猫)が顔見知りの様子であったことも過去の関係になにかあると思います。
そこでダイジンの正体やおじいちゃんとサダイジンとの関係を考察しましたのでご紹介します。
【すずめの戸締まり】ダイジンはなぜ要石をやめた?
映画「すずめの戸締まり」で主人公・すずめは冒頭の温泉街で見つけた扉を開け、近くにいた要石を抜いてしまいます。
その要石が猫の姿(ダイジン)に変わり、逃げてしまいます。
しかしすずめのところに戻ってきて「好き!」となついていました。
ダイジンがそばにいた閉じ師・宗像草太を椅子に閉じ込めたのは要石としての役割を草太に引き継がせ、すずめと一緒にいたかったのだろうと思います。
草太が要石になる直前「寒い」と言っていることからも要石になると寒くて孤独な時間を何十年、何百年と続ける状態が辛かったのではないでしょうか。
【すずめの戸締まり】ダイジンの正体は人間?
草太が東京で要石になってしまったとき、海岸で椅子に座って離れられない状態になっていました。
またその海岸には動物の骨が転がっていました。
草太のおじいちゃんである羊朗が要石となった草太について
草太はこれから何十年もかけ神を宿した要石になっていく
と言っていたことから、要石は時代や場所に合わせて人間や動物達が担ってきたのではないかと思います。
ダイジンや黒猫・サダイジンはもともと猫で、要石となり神となったのだろうと考えます。
【すずめの戸締まり】おじいちゃんと黒猫の関係は?
すずめがおじいちゃんに会いに行った後、窓際に黒猫(サダイジン)が立っていました。
それを見ておじいちゃんは
お久しゅうございますな・・(省略)
あの子についていかれるのですね
あの子をよろしく頼みます
などと顔見知りの発言をしていました。
おじいちゃんは昔サダイジンを要石として抑えていたのではないでしょうか。
草太によると、各地で戸締まりをしていても要石がないと一時的な対処となりミミズは後ろ戸から出てくるようです。
要石は西(宮崎)と東(東京)2ヶ所で抑えていましたが、一つ(ダイジン)が抜けて東京で大きなミミズが出てくると、もう一つの要石(サダイジン)が抜けてしまったと考えられます。
抜けてしまったサダイジンはダイジンを追いかけ自分の役目を全うするよう迎えにきたように思います。
ダイジンとサダイジンは親子!?
サダイジンは環さんに憑依してすずめやダイジンについてきたのは、神様としてのパワーが強いように見えます。
すずめが幼少期に震災で迷い込んでいたとき環さんに「うちの子になる?」と言ったことをすずめに思い出させ傷つけ、それにダイジンは怒りサダイジンに飛びついていました。
サダイジンはそれを環さんに言わせることによってダイジンを傷つけたすずめに復讐した?との声も上がっています。
サダイジンに飛びついたところすぐに丸くなり、仲睦まじさを戻していました。
ダイジンもサダイジンも左目に色違いの囲みがあり、ダイジンがすぐに大人しくなったことからしてあれは親子なのかもしれません。
要石の任務を嫌がる子供のようなダイジンと、自分の役割を理解しているサダイジンといったように見受けられます。